退局したいけど、キャリアに傷がつかないか不安…
辞めても働いて行けるのかな?
医局員として働く中で、退局を検討する機会は少なくありません。
医局から離れることへの不安が生まれ、なかなか行動に移せないことも。
では、医局を辞めた時のメリットやデメリットには、どんなものがあるのでしょうか。
この記事では、医局を辞めるメリット・デメリットや、辞める時の注意点について解説していきます。
この記事を読めば、スムーズに退局するポイントも押さえられますよ。
ぜひ最後までご覧ください
\医局を辞めたくなった時に備えて情報収集しておく/
【医局とは】医師にとって避けられない存在
そもそも医局とは、医師を束ねる集団組織のこと。
各地に関連病院を持ち、地域医療の促進、医師不足解消などの役割を担っています。
万が一医局と揉めてしまうと、その後の医師人生が大きく変わってしまう可能性も。
医局とは良好な関係を築いたまま、程よい距離感で付き合っていくことがおすすめです。
もし退局するか迷っているのなら、一度メリットとデメリットを確認してみてください。
自分にとって退局が最良の選択か見直すことができるよ!
退局は今後のキャリアにも関わるため、状況を整理して的確な判断をしていきましょう。
医局を辞めるメリット6つ
医局を辞めるメリットは次の6つがあります。
それぞれ詳しく解説していきます。
医局人事から解放される
医局人事からの解放が、医局を辞める最大のメリットと考える人も多いのではないでしょうか。
医局人事とは、医局員が数年に一度、関連病院へ赴任することを指します。
毎年10月に希望調査が行われ、12月には赴任先が発表されるスケジュールです。
赴任先は自分で選べないため、毎回引っ越しに悩まされることも少なくありません。
医局人事は家族を巻き込むことも避けられず、医局員の悩みの種だと言えます。
特に若手医師は2~3年に一度の異動となるため、頻回の引っ越しでマイホームを断念するケースもあるほどです。
医局を辞めれば自分の好きな場所で働けるね!
人間関係のストレスが減る
医局を辞めると、人間関係のストレスに悩まされる機会が減っていきます。
医局には役職、年齢、性別を問わず様々な医師が在籍しており、医局員同士の横の繋がりがとても広いです。
医局員同士が助け合う場面もありますが、トラブルに巻き込まれるケースも少なくありません。
診療に集中したい!
また医局内には暗黙のルールが幾つも存在し、中でも一番厄介なのは「ベテラン医師の発言力」です。
診療以外のことであっても、ベテラン医師に逆らえない空気があります。
更に医局内の派閥争いに巻き込まれてしまい、心身ともに疲弊する場合も。
退局すれば医局内の対人トラブルを避けられるので、ストレスフリーで働くことができます。
収入が上がる
医局を辞めると、収入が上がる可能性があります。
医師の間では周知の事実ですが、大学病院は薄給です。
中には無給で働く医師もおり、バイトなどの外勤で生活費を補うパターンも。
大学病院へ行かず関連病院で働けばいいんじゃ…?
残念ながら、医局員である限り大学勤務を避けることはできません。
誰でも一度は必ず、医局人事の赴任先で大学病院を指定されます。
医局員よりもフリーランス医師の方が収入が高いため、退局を選ぶ医師は少なくありません。
医局を辞めれば給料が適正に支払われるため、収入が上がる見込みがあります。
自分の好きな働き方ができる
医局を離れることによって、自分の好きな働き方を選択できるようになります。
医局員の場合、勤務体制や休日の取得方法など、赴任先の院内ルールに縛られることに。
しかし退局すれば、働き方や勤務地を自由に選択することが可能です。
望まない労働や、やりたくない業務はしなくて済むようになるよ!
- 平日のみ出勤する(土日フリー)
- 当直・オンコールなし
- 予約外来の対応のみ
- オペ、急患対応なし
自分が働きたい環境に身を置けるので、業務上のストレスも減ります。
私生活にメリハリがつけられる
私生活にメリハリがつけられるようになるのも、医局を辞めるメリットです。
医局では業務時間外の対応が多く、時には休日を犠牲にしなければなりません。
全国医師ユニオンが実施した2022年勤務医労働実態調査の労働時間管理面では、次のような結果が出ています。
労働時間管理において問題があると考えられているものの上位3つは
「通常業務を行っているが宿直が労働時間とされていない」が 21.7%
「参加義務があるカンファレンス等が労働時間に認められていない」が 20.5%
「患者の診断治療に必要な勉強が自己研鑽とされてしまう」が 19.7%
引用元:全国医師ユニオン「2022年勤務医労働実態調査」
当直やカンファレンス、患者対応をしていない時間は働いている時間と認められず、プライベートの時間と考えられてしまっている時間があるのです。
病院にいるのに…
医局を辞めれば、私生活を大切にしながら診療に専念できます。
充実した毎日を送りたい人は、退局を検討しましょう。
無駄な雑用が減る
退局すると、日々の業務負担が減る見込みがあります。
大学は仕事が多いなぁ…
医局員は日々の業務に加え、さまざまな仕事を任されるケースがあります。
- 学会の準備、手伝い
- 論文の投稿・執筆
- 研究・大学院への進学
ストレスの原因と考えられる因子に関しては、大規模自治体病院の研修医以外の医師のほうが、とりわけ「心理的な仕事の負担(量)」および「心理的な仕事の負担(質)」の素点が高く、逆に「職場の対人関係でのストレス」および「あなたの技能の活用度」は低かった。ストレスによっておこる心身の反応に関しては、「疲労感」の素点が高かった。
引用元:日本職業・災害医学会会誌第56巻第6号「大規模自治体病院医師の勤務状況,日常生活習慣および職業性ストレス」
一般社団法人 日本職業・災害医学会で過去に発表された論文では、業務負担量によるストレスについて言及されていました。
業務過多になると、注意力が散漫し医療ミスに繋がりかねません。
業務量でストレスを感じているなら、退局することを検討していくと良いでしょう。
退局すれば診療以外の負担はなくなり、自分の仕事に集中できるようになります。
余裕を持って仕事ができるようになるね!
医局を辞めるデメリット6つと解決方法
医局を辞めるデメリットとしては、次の6つが挙げられます。
研究や資格取得が不利になる
まずデメリットとして、研究や資格取得が不利になることが挙げられます。
特に専門医資格やサブスペシャリティ資格の取得は、難しくなる可能性が高いです。
専門医資格を受験するためには、臨床経験、症例件数が一定以上あることが必要となっています。
1)研修期間
専門研修の開始以降において、最低3年間(*)の研修を行っていること。また、最低6ヶ月以上、基幹施設・連携施設それぞれにおいて研修を行っていること。
*3年間の専門研修においては、最大180日まで休止が認められることから、休止期間が180日以下であり、休止期間を除いた期間内にすべての修了要件を充たしている場合は受験が可能です。
2)診療経験
専門研修の開始以降において、令和4(2022)年12月31日までの間に以下の手術を行っていること。
※初期臨床研修における診療経験についても加算が可能です。
※診療経験はすべてNCDに登録され、診療科長または主任外科医に承認されていることが必要となります。
専門医の受験資格を得るために、症例数をこなすことは必須です。
しかし医局を辞めると、症例を担当できる機会が少なくなってしまいます。
もし資格取得を目指すなら、資格を取った後に医局を辞めるのがおすすめです。
さまざまな臨床経験が積みにくくなる
臨床経験が積みにくくなることも、医局を離れるデメリットのひとつです。
病院にはそれぞれ院内ルールがあり、医師が対応する業務範囲にも差があります。
ひとつの病院に長く勤めていると、他院のやり方について行けずストレスを感じることも。
▲▲病院では点滴のルート確保は看護師がやってくれてたのに…
今まで代筆してもらっていたから意見書を書くのに時間がかかる…!
臨床経験が少ないと、業務に支障が出ることは否めません。
もし経験不足を感じるのであれば、医局で確実に経験を積んでから退局するようにしましょう。
人脈が狭まり医局員同士の繋がりが薄くなる
医局を辞めると、人脈が狭くなることは避けて通れません。
医局は各地に関連病院を抱えているため、医局員同士の繋がりも広く展開しています。
退局すれば関連病院への赴任がなくなり、医局との繋がりは薄くなります。
医局員との関わりもおのずと減っていきます。
また退局の時に揉めると、最悪の場合には医師として働きづらくなることも。
- 転職の面接に不利に働く可能性がある
- 患者の紹介を受け入れて貰えないケースが出てくる
- 紹介先で患者がぞんざいに扱われる場合がある
医局を辞めるときはできるだけ揉めないような退局を目指しましょう!
海外留学が難しくなる
医局を辞めると、海外への留学が難しくなります。
海外で研究をしたい場合には、大きなデメリットとなるでしょう。
医局と海外留学って関係あるの…?
海外留学の際、必要になるのは留学先とのパイプです。
パイプは、海外からの信頼や実績がなければ築くことはできません。
医局は古くからの厚い信頼があり、海外との強固な繫がりを持っています。
相手が大学医局だからこそ、海外の病院も人材を受け入れやすいのです。
医局に在籍していることが留学への一番の近道だよ!
もし将来的に留学を希望している場合には、退局は一旦考える方が良いでしょう。
昇給や昇格が不明瞭になる
医局は昇給や昇格がエスカレーター式で行われます。
順当に経験を積んでいけば自動的に昇給に繋がり、医長や部長といった役職に就くことが可能です。
しかし医局を辞めると、昇給や昇格の働きかけを自ら行わなければなりません。
転職先によっては、半永久的に平の医師というケースも。
医局という後ろ盾がなくなるため、自分が有益な存在であることをアピールする必要が出てくるのです。
アピールが苦手な人は、医局への在籍を検討しましょう。
働き口に困る可能性がある
もしやむを得ず休職をしていた場合、医局では復職の手助けをしてくれます。
仕事に集中できるよう、なるべく医師の望みに合った関連病院を紹介してくれるのです。
退局していた場合、自分で就職先を探さなければいけません。
自分で探すときに必要な手続き
- 就職先を求人情報から探す
- 履歴書や職務経歴書の準備
- 面接日程の調整
- 採用までの就職先との連絡やりとり
自分で就職先を探すとき、一番ネックになるのは求人情報の収集です。
情報収集に失敗すると、希望の働き方が見つからず、納得のいく収入が貰えない可能性もあります。
自力で探すのには限界が来るので、転職サイト等の力を借りるのがおすすめです。
医局員が医局を辞めたいと感じる理由3つ
医局員が辞めたいと感じる主な理由は、次の3つです。
人間関係に辟易する
診療業務をスムーズに進めるために、赴任先では良好な関係を築こうと努力する医師が多いです。
しかし人事のたび人間関係がリセットされるので、一から関係を構築し直す必要があります。
また、赴任先以外でも気を遣う場面は少なくありません。
医局内では上下関係が厳しく、特に若手医師が肩身の狭い思いをするケースがあります。
気を抜けない状態が続き、寝不足や食欲不振といった不調を起こすことも。
心と体のバランスが最優先!
人間関係に疲れないためにも、程よい距離感で医局と付き合っていきましょう。
医局人事が疲れる
医局人事はローテーション式で、決定した赴任先を変えることはできません。
医局によって人事の回数は異なりますが、年齢による大まかな頻度は次の通りです。
年齢による人事の頻度
- 【30代】2~3年に1回
- 【40代】5~6年に1回
- 【50代】滅多に異動はない
臨床経験を積ませるため、特に若手の30代医師は頻回の異動となります。
中には6年で4回の異動を経験したケースも。
異動のたびに引っ越しの準備が必要になり、プライベートが犠牲になること多いです。
人事からの解放を求め、退局を選択する医師は少なくありません。
満足できる給料が貰えない
医局では、自身の業務量に対して相応の給料が貰えていない可能性があります。
医局内は年功序列を重要視しており、医局に在籍し続けていれば安全に昇給・昇格していくことは可能です。
しかし若手の場合は、いくら実力があっても即昇給とはいきません。
医局は若手医師に対し、臨床経験を積ませることが最も重要と考えています。
薄給でも将来的に強い医師になれるよう、育ててやっているという姿勢があるのです。
しかも資格が取得できたら、今度はお礼奉公をするのが暗黙のルール。
お礼奉公が終わるまで数年かかるので、40代以降になれば昇格・昇給が始まる仕組みになっています。
収入は仕事のポテンシャルに響く大切な部分なので、納得できず辞めていく医師も多いです。
【本当にあった】医局を辞めた事例
ここでは、実際に医局を辞めた医師たちの声を3つ紹介します。
辞めた後の生活変化も聞けたので、退局を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
【事例1】薄給が理由で辞めた
スキルアップを目指すため、都内の有名大学医局に属していました。
しかし大学勤務だったのでほぼ無給状態で、生活費は外勤のお給料頼み。
外勤後も大学に戻って残務整理をしなければならず、満足な収入には程遠かったです。
自己研鑽の残業と雑務に追われ、気づいたときには精神を病んでいました。
この経験から、医局を辞めてフリーで働く道を選びました。(麻酔科専門医 Aさん)
その後Aさんは、時間をかけて着実に経験を積み、臨床医として活躍しています。
医局内では残務整理や症例引継ぎ、大学での勤務は無給扱いが当たり前です。
近年問題視されている部分でもありますが、今現在も改善される見込みはありません。
給料が見合っていないと感じたら、迷わず上司に申告しましょう。
相談しても環境改善がされなければ、退局を視野にいれて行動することが大切です。
【事例2】対人ストレスが理由で退局
私は医局の人間関係に疲れて辞めました。
定時を過ぎて当直の先生に症例を引き継ぎ、帰ろうとしたら「若いのに帰るなんてどうかしてる」「私が若手のころは症例が終わるまで担当した」と怒られたのが原因です。
直接言われるならまだしも、ロッカールームで別の医師に話しているのが聞こえてしまい…。
裏でも言われていたかと思うと、二重の意味で悲しかったです。
自己研鑽が当たり前の風習にも嫌気が差し、医局を辞めました。
転職後は皆さん優しくて、積極的に協力しながら働けています。(眼科医 Cさん)
医局は歴史が古い分、上下関係が厳しい傾向にあります。
特にベテラン医師が発言力を持つケースが多く、若手医師が負担を強いられるケースが。
ストレスフリーで働きたい場合には、医局から距離を置くことが大切です。
【事例3】頻回の医局人事で辞めた
大学勤めで、医局人事に嫌気がさして辞めました。
私の所属していた医局では、数年ごとに県を跨いで異動させられていました。
その度に家族に面倒をかけてしまい、本当に申し訳なく思っていました。
マイホームも買いにくいし、引越しによるストレスで気力もそがれていく一方で…。
市中病院に身を置いてからは、移動もないので「また人事で飛ばされるかも…」というプレッシャーから解放されました。
とても快適に働けています。(皮膚科医 Bさん)
医局員にとって、医局人事は一大イベントです。
所属する限り人事には従わなければならず、決定した赴任先を覆すこともできません。
家族を巻き込むケース多く、理解が得られずバラバラになってしまう可能性も。
退局すれば好きな場所で働けるよ!
大切な人がいる場合、医局の在籍は慎重に検討しましょう。
医局を辞める時に必要な準備と手続き
医局を辞める時には、さまざまな準備や手続きが必要になります。
具体的な手続きは、次の4つです。
退局するときに必要な手続き
それぞれの方法と、押さえておきたいポイントを解説していきます。
辞めた後にどうなっていきたいかを明確にする
どうして辞めるだけじゃだめなの?
退局後に後悔をしないために、辞める前に将来像は固めておきましょう。
自分がなりたい医師像が明確になっていれば、道を迷わず進むことができます。
所属していた方がよかったと思うキッカケになってしまいます。
- どうして医局を辞めたいのか
- 将来的にどんな医師になっていたいのか
- 目指す医師になるために必要な資格や環境はなにか
明確にしておくことで、本当に辞めるべきかどうかも見直すことができますよ。
退局で失敗しないために、丁寧に見直しておきましょう。
転職の条件を洗い出して優先順位を決める
なりたい医師像が明確になったら、そのために必要な転職の条件を洗い出します。
- 収入
- 年間休日数
- 休日の取得法
- 勤務体制
- 当直の有無
- 福利厚生
特に収入や休日の取得方法については、希望を決めておくことをおすすめします。
勤務体制がシフト制だった場合、完全週休2日制、週休2日制によって休日の取得法は大幅に異なります。
【休日の違い】
完全週休2日制 | 7日間のうち、必ず2日間の休日がある |
週休2日制 | 1ヶ月のうち1回以上、7日間に2日間の休日がある ※その他の週は7日間のうち1日間の休日となる |
【休日の違い】
完全週休2日制 | 7日間のうち、必ず2日間の休日がある |
週休2日制 | 1ヶ月のうち1回以上、7日間に2日間の休日がある ※その他の週は7日間のうち1日間の休日となる |
また、体力的に当直がキツイと感じているのであれば、希望条件に加えておくと良いでしょう。
希望条件が決まったら、優先順位をつけていきます。
順位が決まったら、要件を満たす転職先を探してみましょう!
退局する旨を上司に伝える
退局する意思が固まったら、直属の上司に気持ちを伝えましょう。
- 予め上司に話す時間を作ってもらう
- 伝えるときに迷う素振りはNG
- 退局の理由をはっきりさせておく
- 上司に伝えた後に周囲に言う
- 強い意志を持って「辞める」と言い切る
落ち着いて話せるように、上司に予め時間を取ってもらうよう相談しましょう。
日時を前もって決めておけば、伝えたいことや今後の手続きで必要なことなどを整理しておくことができます。
また上司に伝える前に、他のスタッフや同僚に辞めることを話すのは避けましょう。
他のスタッフから上司の耳に入ってしまうと、最悪の場合退局を阻止される可能性があります。
確実に辞められるように、気持ちはストレートに伝えましょう!
新しい環境に向けて準備する
退局を決意したら、新しい環境に向けての準備が必要です。
具体的には転職活動を始めるといった流れになります。
転職活動を始めるタイミングは、所属中もしくは退局後のどちらでも構いません。
しかしタイミングによってはメリットとなることもあれば、デメリットとなることもあります。
所属中に転職活動をする場合
メリット | デメリット |
---|---|
条件の良い転職先が見つからなければ、そのまま医局で働ける 辞めた後すぐに新しい環境で働ける 辞める時に引き止められにくくなる | 通常業務をしながらなのでプライベートの時間が犠牲になる 周りにバレると人間関係が悪くなる可能性がある バレた場合に先回りされて辞めにくくなる |
メリット | デメリット |
---|---|
条件の良い転職先が見つからなければ、そのまま医局で働ける 辞めた後すぐに新しい環境で働ける 辞める時に引き止められにくくなる | 通常業務をしながらなのでプライベートの時間が犠牲になる 周りにバレると人間関係が悪くなる可能性がある バレた場合に先回りされて辞めにくくなる |
条件の良い病院を見つけられなかった場合、医局に居続けられるのは大きなメリットです。
一方で働きながらの転職活動は労力がかかり、集中して求人を探せないのがデメリットになります。
退局後に転職活動をする場合
メリット | デメリット |
---|---|
時間的余裕をもって転職先を探せる 面接などの日程が組みやすい プライベートの時間も大切にできる | 時間をかけすぎると生活に困る可能性がある 条件の良い勤務先が見つからない場合がある 働き口がみつからない可能性がある |
メリット | デメリット |
---|---|
時間的余裕をもって転職先を探せる 面接などの日程が組みやすい プライベートの時間も大切にできる | 時間をかけすぎると生活に困る可能性がある 条件の良い勤務先が見つからない場合がある 働き口がみつからない可能性がある |
退局後は時間的に余裕ができ、転職活動に集中できるのが大きなメリットです。
しかし時間をかけすぎると、生活に困る可能性があります。
自分にとって活動がしやすい方法を選んで、確実に転職を成功させましょう!
医局を辞めるなら転職サイトの力を借りるのがおすすめ
退局したいけどフリーで働いて行けるか不安…
もしあなたが辞めるか迷っているのなら、先に転職サイトで求人を見ておいた方が良いです。
そんな病院が募集しているか見ておくことで、退局後に働く選択肢を増やせます。
医局を辞めた後は医師仲間の紹介で病院を見つける場合と転職サイトで見つける場合の2通りがあります。
知人の紹介だけでは選択肢の幅が狭くなってしまったり、いざ転職した時合わなかったらとても辞めにくいのが大きなデメリットです。
いざという時すぐに病院を探せるよう、今のうちから登録しておくのがおすすめです。
医師転職ドットコム
なんといってもおすすめは医師転職ドットコムです。
その理由は求人数がダントツ多いから。
常に3万件以上の求人と1万件以上の非公開求人を持っています。
エージェントさんの質も高く、とても親身になって相談にのってくれます。
ここだけの話、他の転職サイトでは断られてしまうような相談にも親身になってのってくれます。
相当難しい条件の転職や相当医局をやめにくい状況でも大変頼りになりますよ。
\頼りになる転職サイト/
マイナビDOCTOR
他職種の転職にも強いマイナビDOCTOR。
40年以上の実績があるからこそ、案件数・回転率ともに上位。
非公開求人も登録で見られるので情報収集にはおすすめです。
\たくさん情報収集できる/
民間医局
常勤転職もバイトも一気に見られる民間医局
新着求人も多いので常に新しい情報が見られます。
登録すれば医師賠償責任保険も入れるので、「うっかり保険に入り忘れた!」も防げます!
\ 医師賠償責任保険も入れて安心 /
【医局を辞めるなら】メリットとデメリットを理解し自分に合った選択をしよう
この記事では、医局を辞めるメリット・デメリットについて解説していきました。
- 医局を辞めると好きな場所で働けるようになる
- 退局後は収入が上がる見込みがある
- 資格取得を目指すなら医局を辞めない方がいい
- 海外留学は医局との繋がりがないと難しい
- 人間関係のストレスで医局を去る人は少なくない
- 辞める時は迷わず気持ちを伝える
将来の自分にとって、医局の存在がプラスに働く存在かどうかを丁寧に整理しましょう。
気持ちを固める際には、辞めるメリット・デメリットをしっかりと理解しておくことが大切です。
後悔の残らない選択ができるよう、応援しています。