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【医師】転科したい時どうする?よくある転科先10科とその理由!失敗しない方法解説

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転科したいけど、この先が不安…

そもそも転科って、しても大丈夫なのかな?

転科は医師にとって、その後の医師人生を左右する重要なイベントです。

転科は新しい診療科へ足を踏み入れ、改めてゼロから一人前を目指すということ

今後の自分のキャリアも考えると、慎重な判断をしたいと思いますよね。

では転科するためには、どのような手続きが必要になるのでしょうか。

この記事では転科を希望する人がどのくらいいるのか必要な手続きや人気の転科先について解説していきます。

この記事を読めば、転科に成功した医師の実例から、成功するためのコツを知ることもできますよ。

ぜひ最後までご覧ください

\転科で失敗しないため!いろんな情報を見ておこう/

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目次

医師が転科を希望する割合は?

医師が転科を希望する割合は?

まず、転科を希望する医師の割合について確認していきましょう。

勤務医の労働実態と意識に関する調査」では、別の診療科への異動を希望する医師が全体の8.3%となっていました。

そのうち病院を変えて転科したい人の割合は7.8%、病院は同じで転科を希望する医師の割合は0.5%です。

「今の職場(同じ病院・同じ診療科)で働きたい」が 48.6%ともっとも割合が高い。次いで、「別の病院(診療科は同じ)に異動したい」(26.3%)、「開業したい」(8.9%)、「医師として非常勤として勤務したい」(7.8%)などとなっている。「別の診療科(病院は同じ)に異動したい」は 0.5%、「別の病院の、別の診療科に異動したい」は 1.8%となっており、両者を合わせても診療科を変えたいと考えている者は 2.3%となっている。「診療を辞めたい」は 3.4%である。

引用元:独立行政法人 労働政策研究 研修機構「勤務医の労働実態と意識に関する調査

全体の1割にも満たないですが、転科を希望する医師は少なからずいるのが現状です。

じゃあ、実際に転科をすること自体はできるの?

結論として、転科すること自体はどんな医師でも可能となっています

ただし希望する診療科によっては、転科の手続きに時間がかかるケースも。

希望者の多い人気の転科先を確認し、どんな手続きが必要になるのか確認していきましょう。

医師が転科しやすい科は?【人気10選】

医師が転科しやすい科は?【人気10選】

希望者が多い人気の転科先は、次の10科になります。

ここでは人気の理由と、各科の特徴を解説していきます。

美容皮膚科

美容皮膚科とは、「美肌」に特化した美容医療を専門に行う診療科です。

美容皮膚科の特徴

  • シミ取りや脱毛、シワ改善などの診療が中心
  • 綺麗になりたい女性の患者さんが多い
  • 基本的に診療は自費負担のケースが多い

一般的な肌トラブルの診療も行いますが、患者さんのほとんどが美肌を目指す女性の患者さんです。

メスを使用する外科的な手術対応はなく、レーザー照射やヒアルロン酸注射などを中心とした診療を行います

予約診療がほとんどのため、私生活とのメリハリをつけやすいことから注目の高まっている診療科です。

自由診療だから、収入も上がる可能性が高いよ!

美容外科

美容外科は、形成外科の一種で「容姿を整える」ことに特化した診療科です。

美容外科の特徴

  • 二重手術や隆鼻術やフェイスリフトなどのオペを行う
  • 容姿に対するコンプレックスの改善を望む患者さんが多い
  • 基本的に診療は自費負担で時には高額になることも

美容外科では、いわゆるプチ整形と呼ばれる日帰り手術や、脂肪吸引などの腹部の脂肪切除など幅広いオペを対応しています。

容姿にコンプレックスを持った患者が多く、改善を望んで治療を受けに来るケースがほとんど

予約診療のため、一般的な形成外科よりも時間的余裕をもった診療が行えます。

美容皮膚科と同じく、綺麗を応援する診療科だよ!

一般的に美容皮膚科より美容外科の方が高年収のことが多いです。

在宅診療

在宅診療は、後期高齢化社会において需要が高まってきている分野のひとつです。

在宅診療の特徴

  • 患者さんの生活に寄り添った診療を行う
  • 診療計画や治療も家族と相談しながら決める
  • オペなどの緊急対応が少なく定期的な診察を行う

在宅診療では、患者さん本人や患者さんの家族と相談しながら診療方針を決定していきます。

一般的な往診とは異なり、通院が困難な症例が対象となっているのが特徴。

高齢者の自宅を訪問することによって、生活に根付いた診療を行うことを目的にしています。

大きな病院で作業的に診療を行うのではなく、じっくりと患者さんと向き合えるため人気の高い分野です。

患者さんに最も寄り添った診療も行えます。

今後の需要も高まることが予想されているため、転科を希望する医師が多いのも特徴となっています。

眼科

眼科とは、幅広いサブスペシャリティのある診療科です。

眼科の特徴

  • 低出生体重児から高齢者まで幅広い患者さんが対象
  • 全ての診察からオペや治療までを一貫して行う
  • 診療科内でも領域が広く学びがいがある

眼科は検査、診断、外科的治療、内科的治療、経過観察までを一貫して行うことが特徴です。

他科の化学治療による副作用の影響や、皮膚疾患とも密接な関係がある診療科となっています。

必然的にサブスペシャリティの幅も広くなり、内科的治療外科的治療などの専門性が高いです。

また、老若男女問わず多くの症例を経験するため、キャリアアップしたい医師に人気の診療科になっています。

生活にも密接に関わる診療科なので、開業医を目指す医師も転科を検討することが多いよ!

皮膚科

皮膚科は全身に対する幅広い知識を用いて、あらゆる診察を行う診療科です。

皮膚科の特徴

  • 肉眼で見える全ての範囲が診察対象範囲
  • 爪や毛髪なども含み、他科の病気を見つけ出すこともある
  • 化学療法が中心であり、外来患者を診る機会が多い

皮膚の異常から他の臓器の病気を発見するなど、皮膚科の診療は幅が広いです。

専門色が強く、外来の患者さんを診る機会が多いのも特徴となっています。

また、眼科と同じく他科の副作用による影響なども診療対象となるため、奥が深い診療科のひとつです

サブスペシャリティの取得を目指す医師も多いよ!

精神科

精神科は、抑うつ病や統合失調症などの代表的な疾患や、適応障害などのいわゆる現代病を治療する診療科です。

精神科の特徴

  • 化学療法が中心で外科的治療がない
  • 社会復帰を目指し適応能力の向上を補助するのも診療範囲
  • 患者ひとりひとりと向き合う時間がしっかり取れる

精神科は化学療法を中心としており、外科的治療がない診療科です。

患者さんの悩みに触れた経験から、精神科に転科を図る医師もいます。

患者さんひとりひとりと向き合う時間が重要視されるため、診療が分刻みにスケジューリングされることはほとんどありません。

時間に余裕をもって診療が行えるため、医師本人のワークバランスもとりやすい診療科です。

健診・人間ドック

健康・人間ドックは、全身の検査や診断に特化しています。

健康診断・人間ドックの特徴

  • 全身の大まかな診断から詳細な検査までを行う
  • 完全予約制のため診療が急かされることがない
  • 肉体労働が少なく予防医学の重要性を学べる

健康・人間ドックでは、会社員や自営業者から一般の主婦など幅広い年齢層の患者さんを診療できます。

また、完全予約制のため診療を的確に行えることも特徴のひとつ。

予防医学に特化しており、病気を妨げることが目的なので生死に関わることは少ないです。

肉体労働が少なく、医師本人も健康に配慮した働き方がしやすい科になっています。

緩和ケア科

緩和ケア科は、癌による痛みや苦しみを和らげることを目的にしている診療科です。

緩和ケア科の特徴

  • 患者さん本人や家族、友人に寄り添った診療を行う
  • 精神的な辛さを和らげることも診療範囲
  • 生活の質(QOL)を少しでも向上させることを目的としている

安全面に考慮した段階的な化学療法を中心としており、様々なコメディカルと連携をして治療を進めていきます。

家族、友人、患者さん本人と相談をしながら診療方針の計画を立て、QOLを高めることも目的のひとつ。

早期~末期までを幅広く扱うため、必要に応じた判断力が求められる診療科でもあります。

終末期医療は今後も必須とされているため、緩和ケア科でスキルアップを目指す医師もいるよ!

放射線科

放射線科は、レントゲン撮影などの画像検査が中心の診療科です。

放射線科の特徴

  • 診療科と連携して画像検査の実施を行う
  • あらゆる癌の放射線治療を実施する
  • 院内ほとんどの診療科と接する機会が多い

他科と比べると地味な印象を持たれがちですが、ケガや病気に密接した診療科と言えます。

レントゲン撮影、MIRなどの画像診断から、放射線治療などが診療範囲です。

外科や内科のように担当の患者を持つことはなく、都度さまざまな診療科と連携して治療を行います。

大きな病院でも、当直やオンコール対応が不要であることは珍しくありません。

肉体的な負担が少なく、働き方を自由に選択できることからも人気の高い診療科です。

リハビリ科

リハビリ科は病気・ケガによる身体的な障害を持った患者さんに対し、医学的治療や治療的訓練を行う診療科です。

リハビリ科の特徴

  • 診察や経過観察は医師が行うが治療訓練はPTやOTに任せられる
  • 他科と連携することが多くオペなどの緊急対応が少ない
  • 回復の見込みがある患者さんが多い

リハビリ科の特徴として、治療的訓練はPT、OT、STなどのコメディカルに任せられることが挙げられます。

病気やケガによる障害が多く、オペなどの緊急対応が少ないのもリハビリ科ならではのポイントです。

急性期~回復期が中心で回復の見込みがある患者さんが多いため、生死に関わることは少なくなります。

また、他科と比べても拘束時間が短いため、医師本人のライフワークバランスがとりやすいのも人気の理由です

医師が転科をしたい理由4つ

医師が転科をしたい理由4つ

医師が転科をしたい主な理由として、次の4つが挙げられます。

ここから詳しく解説していきます。

今の診療科が肌に合わない

診療科を変えることは、職種自体を変えることと同じです。

今いる診療科が肌に合わないと感じたとき、転科を検討する医師は少なくありません。

肌に合わないと感じる例

”内科医になったものの、全身をまんべんなく診療できないといけないため仕事が多い。

限られた臓器だけに集中して診療が行える診療科(耳鼻科・眼科など)に変わりたい。”

医師として働く上で、自分に合った環境へ身を置きたいと考えるのは自然なことです。

ただし仕事量や診療範囲は、診療科によってガラリと変わります。

転科する際は、診療科に合わせてゼロから勉強しなおす必要があるよ!

今の診療科と比べて、転科先でも通用するスキルがあるかは先に確認しておきましょう。

診療業務が体力的にきつい

所属する診療科によっては、肉体労働がメインの働き方をしなくてはならない場合があります。

特に外科や救急科は、緊急オペの対応やオンコールなど緊張の続く場面が多いです。

気を抜く暇がなく、睡眠不足や不規則な食生活になりやすい傾向があります。

当直もきついし、プライベートと分けた生活がしたい…!

年齢を重ねるにつれて限界を感じ、メリハリをつけて働きたいと考える医師も。

その場合、当直やオンコールの対応が不要な診療科へ転科を希望するケースが多いです。

新しい分野に興味・関心がある

新しい分野に興味・関心がわいた際、転科を希望するケースがあります。

所属している診療科に対して知識や経験が深まるたび、別の分野へ興味が沸くことよくあることです。

最新鋭の医療機器の登場や、日々発展する再生医療などに心が動かされて、新しい領域へ挑戦したい気持ちが生まれることも。

担当していた患者の相談を聞き、精神疾患への理解を深めたいと思うこともあるでしょう。

他にも、欲しい資格のために別分野の知識が必要になることもあるよ!

将来やりたいことにつなげるため

将来やりたいことが決まっている場合も、転科を希望する人が多い理由の一つです。

将来やりたいことの一例

  • 開業医になりたい
  • 癌治療の権威になりたい
  • サブスペシャリティなどの資格を取得したい

やりたいことが明確な場合、実現するために必要な知識やスキルなどを身に着ける必要があります。

所属している診療科だけで補いきることが難しく、他科で初めて経験必須な症例に触れる場合も

ただし転科すること以外にも、知識や経験が身に着けられるパターンがあります。

将来の目標を叶えるための転科であれば、選択が正しいか慎重に確認しましょう。

医師が転科で失敗しないために!必要な手続き5つ

医師が転科で失敗しないために!必要な手続き5つ

転科するときに必要な手続きは、以下の5つです。

ここから詳しく解説します。

自分の働き方ややりたいことを見直す

まずは、今の自分の状況を見直すことが大切です。

今の働き方が自分に合っているか、今後やりたいことは何なのかをしっかり把握しましょう。

見直すと良い点
  • 今の働き方が合っているか
  • 将来どんな働き方がしたいか
  • どんな医師になりたいか

状況を見直すことで、今の自分に本当に転科が必要なのかが分かります。

今の自分の状況によっては、転科以外の選択を持つことも

必ず今の自分と向き合う時間をつくり、現在と未来の将来像を理解しましょう

希望する診療科に必要な資格やスキルを把握する

状況を見直して転科が必要だと判断したら、次に資格やスキルの把握を始めましょう。

希望する診療科によっては、転科前に持っていた方が良い知識や資格は異なります。

転科してからでも資格取得は可能ですが、転科は学び直しの場です。

取得しておけるものは先に取得しておいた方が、転科後もスムーズに診療業務を行えます。

必要なスキルや資格が分かったら、先に身に着けておくことがおすすめ!

必要な知識や資格などを、慎重に確認しておきましょう。

現状で希望する科へ転科できるか確認する

必要な知識や資格の確認ができたら、今の自分に転科が可能かを確認します。

転科に決められたルールはありませんが、転科に有利になる方法はあります。

転科後の医療現場では、今までの知識やスキルだけでは通用しないケースがあります。

少しでも診療業務を円滑に行えるよう、持っていた方が良いスキルはあります。

そのため、今の自分に転科後も問題なく働けるスキルがあるかを必ず確認しましょう。

必要に応じて新しいスキルを磨く

医療では診療科ごとに領域が異なり、専門性を求められることが多いです。

もし持っているスキルや資格が足りなかったら、転科のために必要な勉強を始めましょう。

サブスペシャリティ領域であれば、現在の診療科であっても学べる分野があります。

まずは転科後も通用するサブスペシャリティ資格を、先んじて取得することがおすすめです。

たとえば、精神科への転科をするなら精神保健指定医を目指すのも良いでしょう。

できるところから一歩ずつ始めてみよう!

転科以外の働き方も視野に入れる

医師の働き方は多様化が進み、現在はフリーでも充分に働けることが認知されつつあります。

自分の合った働き方や目指す医師になる方法は、転科以外にもあるかもしれません。

病院の中には、未経験の診療科であっても医師を募集しているものもあります。

後悔のない選択をするために、他の病院の求人情報を確認してみるのもおすすめです。

転職サイトなら、一気に情報を確認できますよ!

情報を一度みてから、本当に転科が必要か今一度確認してみましょう!

医師が転科に成功した実例3つ

医師が転科に成功した実例3つ

ここでは、実勢に転科に成功した医師の事例を3つ紹介します。

診療科ごとに紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

内科から精神科へ

”全身疾患を診られるようになりたいと思い、内科へ進みました。

しかし外来の多さや診療範囲の幅広さ、J-OSLERの不毛さに疲れ、転科したいと感じるように。

2年目の秋に決断し、3年目で精神科へ転科しました。

精神科ではゆったり患者さんの話を聞くことができる上、不定愁訴にもじっくり向き合えます。

精神を病んでいる患者さんを治すことはやりがいもあります。思い切って転科してよかったです。(元内科医:Aさん)”

Aさんの場合、内科医の領域の広さJ-OSLERの評価の不当さにも疲れてしまっていたようです。

また症例を各科へ振り分けるのも診療のうちのため、毎日多くの症例に触れていました。

患者さんひとりひとりに向き合う時間もなく、心苦しさも感じていたそうです。

転科はその後の医師人生の機転となります。

自分に合った働き方ができるように、転科準備はしっかり行おう!

外科から麻酔科へ

”手術に憧れて外科に進みましたが、毎日緊急オペの嵐で疲れてしまいました。

夜間休日に関係なく呼び出しがあるので一息つく暇もありません。

確かに手術を執刀するのはかっこいいし、やりがいもあります。

それでも自分を犠牲にして馬車馬のように働き続けることに限界を感じました。

今はオンオフのはっきりした麻酔科に転科してゆったり過ごせます。転科して正解でした。(元外科医:Dさん)”

Dさんは外科に所属後、プライベートを犠牲にして診療業務を行っていました。

やりがいを感じながらも、今の生活に限界を感じて転科を選択。

その後は生活にメリハリができて、プライベートの時間も確保できているようです

私生活との兼ね合いを考えて、転科を選択することも時には必要!

皮膚科から美容皮膚科へ

”皮膚科から美容皮膚科へ転科しました。

保険診療である皮膚科はお給料も低く、外来を何人も見ないと終わらない状態でした。

一方自由診療である美容皮膚科に移ってからは外来で急かされることもなく、お給料も上がりました!

毎日キレイになっていく患者さんを見るのも楽しいです。

開業も視野に入っているので転科してよかったです。(元皮膚科医 Bさん)”

皮膚科は特に外来患者が多く来院する科です。しかし収入は、診療業務に見合ってないことがほとんど。

診療科によっては、緊張の続く場面が多いケースもあります。

Bさんは転科することによって、丁寧な診療が行えるようになったそうです。

転科を考えるときには、やりたいことができるかどうか見極めるのも大切です!

転科後の働き方も想像しながら、検討していくと良いでしょう。

転科する医師が失敗しないために!気を付けるべき注意点4つ

転科する医師が失敗しないために!気を付けるべき注意点4つ

実際に転科をする際、気を付けるべき注意点は次の通りです。

転科にはさまざまなリスクがつきものです。

必ず注意点を確認して、確実に転科を成功させましょう。

転科してやりたいことが叶うかを確認しておく

転科の際に一番注意したい点が、転科後にやりたいことが実現できるかです。

小児科を例に、転科後に後悔しやすい点を確認してみましょう。

転科を後悔しました

”新生児の診療を中心に行いたいと考え小児科に転科したが、赴任した病院にNICUがなかった。

結果、一般小児に関わる機会は増えたが、本来やりたかった新生児医療に携われず後悔している。”

安直に転科すると、本来やりたかったことが一切できないこともあります。

診療科の中でも専門分野は細分化されており、やりたいことが転科によって叶うとは限らないのです。

転科をする前に、必ず「やりたいことが叶うか」を確認しましょう。

積み上げたキャリアが消えてゼロからのスタートになる

転科をすると、今まで積み上げてきたキャリアはゼロになります。

診療科ごとに分野や領域は異なり、元の診療科で学んできたことが通用しないことがほとんど

この場合、どれだけ元の診療科でベテランと言われていたとしても、転科した先の科では新人扱いに等しいのです。

場合によっては、指導医が自分より年下になるケースも

新人扱いはされるけど、スキルや知識はしっかり学べるよ!

自分にとって環境が合うかどうかは、しっかりと見定めてから転科を検討していきましょう。

以前より収入が減る可能性がある

以前より収入が減る可能性があることも、転科の際には視野に入れておきましょう。

どんな医師でも、転科をすると再度レジデントから学び直すことになります。

今までの経験や知識、キャリアが考慮されず若手医師と同程度の収入になることは覚悟しておくことがおすすめです。

ただし、病院によっては収入が持ち越されるケースも

転科前に、今後の収入がどうなるか情報収集しておこう!

謙虚な姿勢を忘れてはいけない

転科をする際は、元の診療科に対しての謙虚な姿勢を忘れないようにしましょう。

今いる診療科では、あなたを一人前の医師になるよう育ててくれた指導医や先輩医師がいます

診療の合間を縫って、知識と経験を教えてくれていたはずです。

指導の甲斐なく転科されてしまうと、どんな指導医でも寂しい気持ちになります。

相手の気持ちにも報いるために、必ず今までお世話になった感謝は忘れないようにしましょう。

転科先でも、教えてもらう立ち場であることは忘れないように!

ある程度の経験がある医師が転科をすると、転科先では扱いに困る可能性があります。

経験のある医師に対して指導することは、予想以上に気を遣うものです。

だからこそ、教えてくれる人への敬意は忘れず、感謝の姿勢を見せていきましょう

医師の転科!選択は自由だということを忘れない

医師の転科!選択は自由だということを忘れない

転科してやっていけるかな…

転科は医師にとって、重要な選択のひとつです。

転科に失敗すると、本来やりたかったことができないケースも

だからこそ、「選択は自由」ということを忘れないでください。

今の時代、未経験の診療科でもフリーで充分に働けます

転科だけが選択肢ではないということを理解しておくだけで、自分の可能性を潰すことはなくなります。

転職サイトでは、未経験の診療科であっても働き方を選べる病院を多く紹介してくれます。

転科をする前に、まずは登録だけでもしておきましょう!

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なんといってもおすすめは医師転職ドットコムです。

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ここだけの話、他の転職サイトでは断られてしまうような相談にも親身になってのってくれます。

相当難しい条件の転職や相当医局をやめにくい状況でも大変頼りになりますよ。

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40年以上の実績があるからこそ、案件数・回転率ともに上位。

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登録すれば医師賠償責任保険も入れるので、うっかり保険に入り忘れた!」も防げます!

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まとめ:医師の転科は可能!周りに配慮して動こう!

医師の転科は可能!周りに配慮して動こう!

この記事では転科を希望する人がどのくらいいるのか、必要な手続きや転科に人気の診療科について解説していきました。

医師の転科はアリ!ただし謙虚な姿勢は忘れない
  • 転科を希望している医師は少なからずいる
  • 人気の診療科は美容皮膚科やリハビリ科など種類がさまざま
  • 転科をする前に希望する働き方ができるか確認する
  • 安直に転科すると後悔する可能性がある
  • 転科をする際は謙虚な姿勢を忘れない
  • 選択肢は転科だけではないことと覚えておく

転科は医師にとって、重要なイベントです。

転科が自分にとって良い方向に働くかどうかは、今後の自分の選択にかかっています。

あくまで転科を中心に考えるのではなく、転科は選択肢の一つとして捉えて行動していきましょう。

きっとあなたにとって、最良のキャリアチェンジになるはずです。

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